2014年8月10日日曜日

1934 Ford is done.

長くかかってしまったフォードピックも、ようやく納車出来ました。


シンプルな仕上がりです。







エンジンは、スモールシェビー。トランスはTH350と良くあるコンビ。
エアコンも取り付けました。オーナーさんは、草刈り道具を積んで草刈りに行くそうなので、快適仕様です。



ブレーキはSo-Calのフィンドドラムに見えるディスクキット。パワーアシストも入れたので、ききは申し分ありません。



長くかかった内装も出来上がってきました。

そして、試乗も重ねました。ラジエターが良くなかったので、新品のアルミラジエターを入れましたが、ここが問題。新品のラジエターを入れたからといって、確実に冷えるとは限りません。試乗すると、微妙に水温が高い。まあオーバーヒートをするレベルではないのですが、気に入らない。

エアコンを付けて、夏の日中少しアイドリングが不安定に。エアコン付きのオートマチック。私は乗れますが、お客さんは気持ち悪がるでしょう。

ラジエターは、バランスを考えて製作するのが1番ですが、コストがかかります。アルミラジエターなら冷えるというのも迷信。新品を買って付けたらオーバーヒートなんて事も無くはありません。バランスなのです。ラジエターのコアサイズや何層か。エンジンの状態やウォーターポンプの排出量。プーリーの径。考えられる事はいくらでもあります。

ラジエターのコア増しが良いとされていますが、大きな間違い。コアが増えても悪くなる一方。近年の車のラジエターを見れば一目瞭然。薄いのです。

通常スモールシェビーのノンチューンエンジンでは、ラジエターに電動ファンを直付けで問題ないはず。(電動ファンの能力がちゃんとあれば)

しかし、思ったほど下がらない。走行時でも、思ったより下がってくれない。

ラジエターを買い直す?作る?どちらも予算が必要ですし、ホットロッドの場合、ピッタリサイズのラジエターが必要。グリルの位置がラジエター優先になってしまいます。

その他の対処法としては、エンジンオイルクーラーが有効ですね。

私は、チューニングエンジンやホップアップしたホットロッドには、よく使います。

このピックアップにも追加しました。試乗すると、良い感じに効いてくれました。

内装が出来てから納車まで、バタバタでしたが試乗&対策が完了して、無事納車となりました。

楽しく乗って頂ければ嬉しいです。