ファクトリーは、御陰様でパンパンです。
さあ、1934 フォードピックが段々形になって来ました。
エンジン、トランス、ブレーキペダル、ステアリングコラム、ステアリングボックスなどの配置が決まりました。
I-ビームにディスクブレーキ。ゴージャスに、フィンドドラムカバーでトラディショナルな雰囲気を。オートマチック&エアコンで快適仕様です。
フードを合わせて確認。ラジエターとグリルシェルの高さや位置も確認します。
フードは、1932パセンジャーを加工。1932のパッセンジャー用のフードのトップセンター、ボーディーとグリルの長さは32インチ。1934ピックアップのフードは、29 7/8インチ。2インチ短いのです。エアコン付きなので、ラジエターの前部分にコンデンサーを付けなければならないので、電動ファンはラジエターの後方、エンジンとのクリアランスが重要。面倒ですが、これで2インチ稼げました。
伸ばす手も有りますが、色々問題が起こるのです。
1934フレームは、カーブして競り上がっているので、フードをフレームにそってカットしなければなりません。しかし、ルーバーが大きいので寸法通りにカットするとルーバーにかかってしまい、大変な事に。ルーバーの位置を上に上げるため、分解してヒンジ部分をカットして作り直します。 それから下側をカットして、オリジナルの様にリブを入れ加工します。
スッキリです。ステアリングギアボックスは、VEGAを使用。縦型のドラックリンクの方がトラディショナルっぽいですが、あえてスッキリさせたかったのです。
1934フォードピックのフード付きハイ・ボーイって以外と無い気がします。
せっかくなので、スッキリなイメージで。
完成したら、きっと解ってくれると思うのです。
もちろんオーナーさんをイメージもしています。年齢や仕事、どこに乗っていっても良いねと言われるシンプルでクリーンな感じ。
左右対称で気持イイです。この感じ、たまりません。
実はオールペイントもという事でしたが、今回はそのままになりました。
ダークブラウンのペイントに、ワンオフのアルミフード。
フードはペイント無し。
みたいな妄想をしたり、色々考えるのです。
しかし、赤でも十分過ぎるくらいカッコイイので、仕上がりが楽しみですね。
1955シェビーピックも色が入りました。
楽しみですね。