2017年9月16日土曜日

Valve guides.

エンジンをオーバーホールする時、時折シリンダーヘッドのバルブのガタつきがひどい場合があります。今までは、外注で修理に出すか、違うシリンダーヘッドに交換していました。しかし、外注で修理に出すと、非常に高価になってしまいます。


バルブガイドが減り(穴が大きくなる)、左右にガタつきます。

そこで、自分で修理しようとなるわけです。

それは最近、新しい工具や工作機が開発されていて、どうにか買えるレベルになってきているのです。けして安くはないですが、以前に比べると大げさな機械ではなく、手頃な今まで持っていたツールを使って出来るものも増えてきました。

今回は、最近目にするブロンズライナーに的を絞って見ました。


これがブロンズライナー。




エアードリルと治具、特殊なカッターを使ってバルブガイドをオーバーサイズに削ります。




ブラシで綺麗にお掃除。




ブロンズライナーをエアーハンマーと特殊な治具で打ち込みます。

その後、これまたエアーハンマーと特殊な工具でピッタリサイズのボールを通し、サイズを整えます。

最後に長く飛び出したブロンズライナーを特殊な工具とエアードリルで削り取ればおしまい。欠点は、全ての特殊工具がワンサイズ物なので、サイズごとに工具を買う必要があります。

今回は、2サイズ購入しましたので、結構高価になってしまいました。

バルブガイドのガタでお困りの方がいましたら、サイズによりますが修理いたします。

是非、お問い合わせください。