エンジンをオーバーホールする時、時折シリンダーヘッドのバルブのガタつきがひどい場合があります。今までは、外注で修理に出すか、違うシリンダーヘッドに交換していました。しかし、外注で修理に出すと、非常に高価になってしまいます。
バルブガイドが減り(穴が大きくなる)、左右にガタつきます。
そこで、自分で修理しようとなるわけです。
それは最近、新しい工具や工作機が開発されていて、どうにか買えるレベルになってきているのです。けして安くはないですが、以前に比べると大げさな機械ではなく、手頃な今まで持っていたツールを使って出来るものも増えてきました。
今回は、最近目にするブロンズライナーに的を絞って見ました。
これがブロンズライナー。
エアードリルと治具、特殊なカッターを使ってバルブガイドをオーバーサイズに削ります。
ブラシで綺麗にお掃除。
ブロンズライナーをエアーハンマーと特殊な治具で打ち込みます。
その後、これまたエアーハンマーと特殊な工具でピッタリサイズのボールを通し、サイズを整えます。
最後に長く飛び出したブロンズライナーを特殊な工具とエアードリルで削り取ればおしまい。欠点は、全ての特殊工具がワンサイズ物なので、サイズごとに工具を買う必要があります。
今回は、2サイズ購入しましたので、結構高価になってしまいました。
バルブガイドのガタでお困りの方がいましたら、サイズによりますが修理いたします。
是非、お問い合わせください。