2012年6月22日金曜日

HAIL! HAIL! ROCK 'N' ROLL

友人のhideから貰ったDVD!

たぶん90年代に、VHS版を買っていましたが、テープの劣化で2代目となるVHS版を10年前ぐらいに再購入していたドキュメンタリー映画。DVDでの発売は知りませんでした。

内容は。
1986年10月16日にセントルイスのフォックスシアターで開催された“60歳バースデイ・コンサート”を中心に、インタヴュー、リハーサル風景などを盛り込んだチャック・ベリーのドキュメンタリー映画。
監督:テイラー・ハックフォード(『Ray/レイ』『愛と青春の旅だち』他)
音楽プロデュース:キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)

                  ゲストパフォーマー
エリック・クラプトン、ロバート・クレイ、リンダ・ロンシュタット、エタ・ジェイムス、ジュリアン・レノン★コメンテイター:ジェリー・リー・ルイス、リトル・リチャード、ロイ・オービソン、ボー・ディドリー、エヴァリー・ブラザーズ、ウィリー・ディクスン、ブルース・スプリングスティーン 他
何度も見直している映画です。
ある意味、私の理想かもしれません。
チャック・ベリーを聞いたのは、中学生か高校1年?ぐらいの時、先輩に買わされたアメリカン・グラフィティーのサウンドトラックLP。
チャック・ベリーは、2度ライブに行きました。1度目は、高校生の頃の横浜スタジアムで、サム&デイヴのサム・ムーアと、RCサクセション。豪華な顔ぶれでした。
2度目は、赤坂ブリッツかな?
ご存知、チャック・ベリーはロックン・ロールの父と呼ばれ、ブルースやカントリーをベースにロックン・ロールを生み出した一人です。ビートルズやストーンズをはじめ、現在でも多くのアーティストに影響を与えています。
彼は、人種差別され、悪魔の音楽とも言われていましたが、現在では英雄の一人です。かなりの変わり者で、キース・リチャードが殴られて殴り返さなかった唯一の人間だとか、様々な話がこのDVDに収録されています。このコンサートをやった場所も、あえて子供の頃、黒人だというだけで入れてくれなかったホールで行われています。そう、時がたち黒人である自分が主役で、白人の客も入れて。この映画やDVDに、多くのアーティストのインタビュー映像があり、彼について語っています。今回は、特典映像4時間。投獄されていた話も出てきますが、彼は、その時間を勉強に費やしたそうです。逆境を逆手に取り、自分を成長させてたそうです。


どこが理想なのか。
まず、新しいものを造り出す想像力があるという事。特別な事ではなく、自分のしている事から新しい事を生み出す能力です。そして、それが世界中のスタンダードになっている事。
逆境をプラスにする力。
強い心。


私も、もの作りをする一人です。伝統工芸やコピーではなく、自分のスタイルを作りたいと思っています。けして、それらの人を軽蔑している訳ではありません。彼らも、必ず自分のオリジナルや証拠を作品のどこかに残します。サインであったり、分からない部分にも残しています。それが多いか少ないかの違いだとは思いますが、わたしは一目見て、誰の作品か分かる事が目標です。けしてゲテモノ扱いされてもです。


ただカッコいいと思えるモノが作りたい。
お客さんが、作ってもらって良かったと喜んでくれるものが作りたい。
置物でない車が作りたいのです。


是非、機会があればこのDVDを見てみてください。
キース・リチャードとチャック・ベリーのやり取りも笑わせてくれます。
ジョン・レノンとの映像、ジュリアン・レノンとのセッションはじーんときます。