2013年5月24日金曜日

Fan Shroud.

夏日になって来ました。

先日、デットヒート三河に在庫車のサンダーバードで行って来たのですが、少々問題が有りました。

足にも使っているので、解決しておいた方が得策という事で、 2カ所を改善。

一つ目は、水温。まともなファンシュラウドが付いていないので、そのうち付けなければと思っていました。モーターファンの車で、ファンシュラウドが付いていない車は、ほぼ100%オーバーヒートします。

ラジエターに空気を通過させる為に付いているファンですが、シュラウドが無ければただのエンジンルーム空気かき混ぜ機になってしまいます。

様々な冷却効率を詳しく説明すると、長くなるので省略しますが、結構奥深いものがあるのです。

改善が終わり、大幅に良くなったサンダー。エアコンも....イイですね〜




途中の写真は有りませんが、簡単に作るとこんな感じです。




見えにくいですね。ショーカーや見た目を意識すると、また別の作り方になります。
今回は、複雑なメタルワークはしないで、折り曲げとストレッチャーを使ったぐらいでリベット止めです。



ファンの羽も冷却効率を高める要因の一つです。右はサンダーに付いていたファン。
左は今回取り付けたファン。羽の枚数、大きさ、角度が違います。


走ると冷えて、アイドリングや渋滞で水温が上がるのは、アイドリング時の冷却効率が悪い事がほとんどです。逆に高速走行中に水温が上がるのは、ラジエターの容量が足りないか、詰まっている事がほとんどですが、稀にコアのサイズやラジエターの作り自体に問題が有るケース、ヘッドガスケット抜けの場合があります。

パンプキン・サリーで販売や製作した車は、すべて解決しているので、オーバーヒートは無縁です。「アメリカ車だから、オーバーヒートして当然」なんて事は有りません。どこかがおかしいからオーバーヒートするのです。たまに、あまりにも点検をしていないで、水が少なくなっている事がありますが(笑)トラブルが無いと、点検する習慣が無くなりますが、2ヶ月に一度ぐらい水とオイルは見てあげた方が良いかもです。


それからもう一点。リアの車高を2インチ落としたのですが、ショックが長くバンプストップにあたる前に底付き。
底付きのショックで固着して伸びなくなり、時々リアがリジット状態になります。

時々異常に乗り心地が悪くなるので、短い物に交換しました。

1965サンダーバードくん、良くなりました。

オーバーヒートで困っている方は、是非ご相談下さい。