2016年12月24日土曜日

Exhaust gas inspection.

さて、今年もあと1週間。出来るだけブログを更新してみようと思います。

昨年アメリカから輸入したニッサンセントラ。1990年製なので、国内登録するときには排気ガスレポートが必要になります。

さすがに古い。しかも、マニュアルトランスミッション。初期型のキャブインジェクション。知り合いに聞いても、だれもガスレポートは持ってません。

ということは、取らなければならない。

そして、引越後からチャレンジが始まったのです。

これが今年の課題に。



26年前のインジェクション。しかも、調子もあまり良くない。エンジンやその他のへたりもあるので、出来るだけ調子を整えて臨まなければなりません。

先づは、サービスマニュアルを取り寄せ、調子を取るのですが、たまにECM(コンピューター)が悪かった…なんてことがあるので、スペアとしても使えるECMを中古で購入。交換しても変わりません。ハイ、次。

この辺の年式のインジェクションは、ダイアグ(自己診断)は今の車のように詳しく結果が出ません。かなり大雑把。マニュアル通りにやっていっても、あまり良い結果が出ません。あれやこれやと基本作業からやっていき、古くなった触媒も高年式の物に交換。

この車は、年式的に10モードと11モードの検査が必要。温間時と冷間時の決められた走行テストで排気ガスの量を測ります。車検でやる排気ガス検査とは別物で、シャーシダイナモに乗せ、負荷をかけて実際の走行を再現して、もの凄く立派な巨大な検査施設で測定します。

20数万円を払い、予約を取って先づは様子見で検査に行ってみます。




日本で2箇所しかない施設。東は東京都の北区にあり、2時間半ほどかけて無事到着。

到着後、温間時のテスト。

完全に枠外。検査失格です。

戻ってきて、また修理。部品はほぼアメリカからの輸入。

どうもインジェクターも怪しいということで、交換。その他の部品も交換し、触媒は良さそうな物を選び、新品に。

そして2回目は6月。

温感時の10モードをギリギリでパス。翌日まで決められた温度で保管され、そのまま冷間時の検査なので、ホテルをとって泊まりで臨みます。

翌日、祈りながら検査を見つめます。これはダメそうだね〜と言われながら…

結果は失格。

また帰って対策をやらないと。

次回が3回目。3回落ちると、また同じ額を支払わないと検査ができません。1回の支払いで3回まで検査が受けられるシステム。落ちるわけにはいきません。

またまた対策。

色々考える。

出来ることは何か。

最近、排気ガス用のエアーポンプの電動式をBMWが採用している。国産車もぼちぼち使っているので、電気モーターのエアーポンプを使い、2時空気を触媒に入れ、触媒の活性化を図ろう。機械式はベルト駆動なので、FF車に付けるスペースはない。

でもまだ不十分かもしれない。

念には念だ。

フューエルプレッシャーレギュレーターを交換する。

が、もう少し絞りたい。

機械式の調整可能なインジェクション用フューエルプレッシャーレギュレーターを購入。

今年中に解決しなくては。

そして、出来ることをやり、先週3回目に挑みました。

が、首都高でオーバーヒート。電動ファンが回らなくなりました。車を止めてフードを開けると、そうだ!エアコン用がもう一つ付いてる。エアコンON!ヒーター全開!

どうにか乗り切り。検査場に到着。

温間時の10モード。

お〜下がってる。

合格!



またまたホテルを取り翌日に備えます。

午前中に冷間時の11モードの検査。

数字が増えたり減ったり。40キロまで加速を何度か繰り返します。しかし、以外と落ち着いてます。初めのOVERマークになった時はドッキドキ。

計算してもらっている間、祈ります。

そして、無事合格!

よかった〜!

来年に持ち越さず、年内に決着できました。

結構お金もかかってしまいましたが、もう一度ガス検査代を払うと、さらに大変なことになるので、回避できて良かったです。

古い車の排気ガス検査は心身共に大変です。